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抜け毛にはいくつかパターンがあり、大きく分けますと「男性型脱毛症（AGA）」、「女性型脱毛症」、「円形脱毛症」、などがあります。

男性型脱毛症（AGA）

抜け毛に悩む人々は全国で1200万人と言われていますが、その大がこの中の「男性型脱毛症（AGA）」に悩んでいます。「男性型」の名の通り、成人男性に多く見られる脱毛症で、一般的に「若ハゲ」と表現されるものです。額の生え際・頭頂部から徐々に髪が薄くなりますが、後頭部・側頭部にはほとんど影響が見られないのが特徴です。その脱毛形状から「M」「O」などと形容されます。

脱毛原因は一般的に「遺伝」、「ホルモンバランス」、「食生活」、「ストレス」など実に様々ですが、多くの場合、25歳を過ぎた頃から脱毛の兆候が現れ、特に何の対策もせずに放っておくと脱毛が進行し自然に止まることはありません。

AGAによる脱毛メカニズムですが、睾丸および副腎から分泌される男性ホルモンが、毛母細胞の細胞分裂を阻害する5α-ジヒドロテストステロン（DHT）を生成することで、毛髪の成長が阻止され、脱毛が進行していくのです。

女性型脱毛症

女性型脱毛症はこのAGAの女性版です。以前はあまり顕著に現れませんでしたが女性の社会進出が増えるにつれて、女性型脱毛症に悩む女性も増えてきています。

円形脱毛症

円形脱毛症とは俗に「10円ハゲ」と言われるもので、突然頭部の毛髪がコインのような円形に抜け落ちる脱毛症のことを指します。１ヶ所のみ抜け落ちるケースもありますが、数箇所に渡るケースもあり、ひどいケースとなると眉毛や体毛までもが抜け落ちてしまうこともあります。

円形脱毛症は精神的ストレスが原因となるケースが多いので、この脱毛症状が現れたらすぐに専門医の治療を受けることをおすすめします。なお、一度円形脱毛症を発症した人は再発するケースが多いので、専門医のアドバイスをよく聞き再発防止に努めましょう。